当帰建中湯(トウキケンチュウトウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

当帰建中湯(トウキケンチュウトウ)とは漢方のひとつであり、体を温めることによって痛みを和らげると言う効果を持っています。そのため月経痛や下腹部痛、痔や脱肛の痛みに悩んでいると言う人におすすめされており、体を温めることによって痛みを緩和する事ができる症状を持っている人向けの漢方となっています。
また当帰建中湯は服用する事によって血行を改善する事ができるという効果もあるので、貧血状態を改善する事ができるようになっています。この効果が結果的に体を温めることにもつながっており、貧血で悩んでいると言う人や貧血が出るような症状(生理など)が酷い人などに向いています。ほかにもこれらの効果が向いている人としては冷え症で顔色が悪く、体力のあまりない人も挙げられており、虚弱体質であると言う人にも服用がおすすめされています。
ただし注意点として胃腸に対しての効果も強くなっているので、元々胃腸が弱いと言う人や食欲不振・吐き気・嘔吐や下痢を起こしやすいという人の場合は服用する事によって症状が悪化してしまうと言う可能性もあります。そのためこれらの症状があるという人の場合は医師に相談する必要があり、使用する場合は慎重に服用する必要があるとされています。

排膿散及湯(ハイノウサンキュウトウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

排膿散及湯は、桔梗、甘草、たいそう、シャクヤク、生姜、枳実などの生薬が縫合された漢方薬です。排膿散及湯の対象治療には、患部の発赤や腫脹して疼痛を伴っている化膿を起こしている時やうずくように痛むといった症状が見られる比較的体力のある人に用いられる治療薬です。また、寒気などの全身症状にない場合で初期または軽度の化膿性している各種皮膚炎に効果があります。このほか鼻炎、中耳炎歯周病などにも効能があり治療薬として使用されています。排膿散及湯の使用上の注意点はアルドステロン症や低カリウム血症、ミオパチーの治療を受けているひと、また、ほかの薬を服用している場合には、医師と相談することです。指示された期間使用しても症状が改善しない場合には、やはり医師に相談することです。妊娠中または妊娠してる可能性のある人は、あらかじめ薬剤師に相談してください。また、長い間使用している時に、血圧のじょうしょうやむくみ、体重の増加、脱力感、手足のけいれんや麻痺などの異常を感じたときには、排膿散及湯の服用をやめ、医師の相談することです。排膿散及湯の服用中で、まれではありますが、尿量の減少や頭痛などの症状が現れることがあります。

三物黄芩湯(サンモツオウゴントウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

三物黄芩湯は大黄(ダイオウ)、黄芩(オウゴン)、黄連(オウレン)を同量ずつブレンドした漢方薬です。

大黄は、タデ科ダイオウや同族植物の根茎です。便秘を和らげる作用や抗菌作用、血液が固まるのを防ぐ作用、炎症を抑える作用があることが判っています。また、痛みを和らげるインターフェロンを誘起させる作用もあります。
便秘や尿が出にくい時によく使う生薬です。

黄芩は、シソ科コガネバナの根です。
胆汁の分泌を促したり、便秘を改善したりする作用や肝障害を予防する作用、解毒作用、利尿作用があるとされています。
また、炎症を抑える作用や抗アレルギー作用、動脈硬化を抑制する作用、血圧降下作用、痛みの原因となったりホルモン作用などに関与しているプロスタグランジンを抑える作用などがあることが判っています。

みぞおちやその周辺の痛み、嘔吐や下痢に適しています。

黄連は、キンポウゲ科黄連やその近縁植物の根茎です。
鎮静作用、鎮痙作用、消化性潰瘍を予防する作用、胃を丈夫にする作用などがあります。

みぞおち周辺の痛みや嘔吐下痢、腹痛に適しています。

これらをブレンドした三物黄芩湯は、体力が中程度かそれ以上の人で、手足に熱がこもっているようなケースや口渇があるケースの腹痛や嘔吐、お腹の不調に適した漢方薬です。

黄連湯(オウレントウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

黄連湯というのは生薬である黄連を主な原料とする漢方薬で、飲み薬です。含まれている生薬は黄連だけではなく、桂皮や甘草など合計7種類の生薬が配合されています。このように、漢方薬はいわゆる西洋薬とは異なり、複数の種類の有効成分を配合して複合的な効果、つまり単にいま発生している症状を緩和するだけではなく、体全体にじんわりと作用したり、あるいは副作用を軽減する効果を期待しているのです。
ただし、メインの働きをするのが黄連ですので黄連湯と呼ばれています。液体の飲み薬、つまり煎じ薬が漢方薬としての本来の姿ですが、液体の形では扱いにくいことから、市販薬としてはその煎じ薬のエキスを顆粒や細粒の形にしたものが一般的です。
この黄連湯は種々の胃腸症状に効果があります。基本的には吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などに対して用いられます。比較的体力がある人に適しているとされています。
有効成分としては冒頭にも書いたとおり複合的なものですので、一つだけに絞ることはなかなか難しいのですが、黄連の中に含まれている有効成分としてはベルベリンと呼ばれる化合物であることが分かっています。このベルベリンは単独でも下痢や腹痛に対して効果があることが確かめられています。

苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

苓甘姜味辛夏仁湯(リョウカンキョウミシンゲニントウ)は、鼻水の症状に処方されることが多い漢方です。
国内だと松浦漢方だけが市販していてツムラなどが医療用として販売をしています。

大体暖かい時期に入る4月ごろから風邪気味でも熱や頭痛がなくて、咳や咳が出て喘息気味といった初期の風邪っぽいときの鼻水が出る人におすすめです。

主に喘息や気管支炎、アレルギー性鼻炎(花粉症など)やさらさらタイプの鼻水に咳や痰、鼻づまりに動悸や息切れなどに効果があるとされています。

さらさらタイプではなくてどろっとしたタイプの鼻水のときは、荊芥連翹湯や辛夷清肺湯、葛根湯加川きゅう辛夷などの漢方がよいです。

鼻づまりだと辛夷清肺湯、葛根湯加川きゅう辛夷と言った「辛夷(しんい)」という名前の含まれる漢方薬が効果があるとされています。

暖かくなってきが4月あたりの風邪の初期によく使われていて、花粉症などにも効果があります。
よく鼻炎には「小青竜湯」が処方されますがこちらには麻黄(マオウ)が入っていて、これはエフェドリンと呼ばれるものが主な成分で過剰に服用すると動悸や血圧の上昇、胃の障害などが起きます。

そのため高齢者や妊婦の人などは服用が出来ません。
「苓甘姜味辛夏仁湯」には含まれていないのでこちらの方がおすすめです。

苓姜朮甘湯(リョウキョウジュツカントウ)の紹介(効果とおすすめできる人)

苓姜朮甘湯は、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)、乾姜(かんきょう)、甘草(かんぞう)といった生薬が配合された治療薬です。適用症としては、虚弱な体質で神経痛、腰痛などの治療や腰部または腰より下に冷感が現れる腰の冷えと痛みがあり、口の渇きはないが尿量の多い人の腰痛、坐骨神経、排尿回数や排尿量の多い夜尿症、立ちくらみ、めまいなどの症状のある人に効果があり服用されています。
服用にあたって注意することは、医師や薬剤師の指示をきちんと守り、指示された期間服用しても症状が改善されない時には、継続して服用するのではなく、服用を一時中止して医師または薬剤師に相談することです。また、高血圧や心臓病、腎臓病、むくみのある人、妊娠中や妊娠の可能性のある人、高齢で過敏症を起こしたことにある人は、薬剤師と相談して服用することです。また、他の漢方薬などと併用し服用する場合には、併用にすることで配合生薬が重複し、思わぬ副作用が現れる場合がありますので、必ず医師または薬剤師に相談し安全に服用することです。長期間にわたり服用している時には、低カリウム血症や血圧の上昇したりむくみ、脱力感、手足のけいれんや麻痺などの症状が現れることがあります。

川芎茶調散(センキュウチャチョウサン)の紹介(効果とおすすめできる人)

簡保薬を使ったことがあるという医師は9割以上もいて、今や臨床の場では漢方薬は脇役ではなくなってきました。
漢方外来や漢方科を設ける病院も増えています。

川芎茶調散は、香附子(コウブシ)や川芎、白芷(ビャクシ)、羗活(キョウカツ)、荊芥(ケイガイ)、防風、薄荷(ハッカ)、甘草、茶葉をブレンドした漢方薬です。

香附子には、痛みの原因となるプロスタグランジンの生合成を阻害する働きがあります。

セリ科センキュウの根茎である川芎には、筋弛緩作用や末梢血管拡張作用、鎮痙作用があり月経不順に適しています。

羗活(キョウカツ)は、痛みを和らげるインターフェロンを誘起する作用があり、筋肉や関節のこわばりや疼痛や皮膚のかゆみを抑えるのに適しています。

防風は抗炎症作用や鎮痛作用があります。

甘草は鎮痙や鎮静作用を持ち、荊芥(ケイガイ)はシソ科ケイガイの花穂で、解熱や解毒作用を持ちます。

薄荷(ハッカ)は、小腸の運動を抑制したり末梢血管を拡張させる作用があり、茶葉は強心作用や利尿作用があります。

川芎茶調散は、感冒の初期に見られる頭痛の緩和を目的に使われることが多い漢方薬です。そのほか、吐き気や発熱、関節痛、筋肉痛がある場合にも適しています。

体力の強弱に関わらず使える、ということが大きな特徴です。

ポルチオ性感帯